神奈川のトリセツ

意外と知らない?神奈川のこと。

神奈川県に住んでいながら、意外と自分の地域のことは知らなかったりします。

日本で一番人口が多いのは「東京」ですが、2番目は私たちの「神奈川」。923万人で、スウェーデンの全国民と同じ程度の人が住んでいます。残念ながら人口減少の波は神奈川にも押し寄せていて、2022年は初めて対前年比0.05%減少しました。

私の住んでいる都筑区は人口が増加傾向にありますが、子育てをしていた時に住んでいた中区は減少。人口が減ると、通常経済は冷え込んでいきます。だからこそ、これからの神奈川の経済をどうするのか?は待ったなしの喫緊の課題であり、人口を減らさないためには出生率の向上のために異次元の対策が必要となってくるわけです。

神奈川県の予算規模は4兆2千億強で、1位の東京は15兆円ですから、人口では1.5倍の東京が、予算規模では3.5倍となっています。GDPでみると神奈川は約35兆円。東京は94兆円規模ですから、ここでも2.7倍です。GDPの全国ランキングを見ると、1位は東京ですが、続いて大阪、愛知となっており、神奈川は4位に甘んじています。神奈川はまだまだ伸びしろのある地域なのです。

その、神奈川。人口が多いので、医療体制も十分に整っているかと思いきや、意外なところに落とし穴がありました。

◆病院の施設数(総数): 341病院 (全国7位) ◆病院病床数(総数): 73,964床 (全国5位) (精神病床等含む) ◆医療施設従事医師数(総数): 18,784人(全国3位) ◆就業看護師数(総数): 62,794人 (全国3位)

全体の数でみれば、十分じゃないか?と思えます。しかし、人口10万人あたりの医療資源という視点で見ると

◆病院の施設数(人口10万人あたり): 3.7病院(H27) (全国47位) ◆病院病床数(人口10万人あたり): 810.5床(H27) (精神病床等含む) (全国47位) ◆医療施設従事医師数(人口10万人あたり): 205.4人(H28) (全国39位) ◆就業看護師数(人口10万人あたり): 686.6人(H28) (全国45位) 

と、軒並み下位です。子育て支援は待ったなし!と言っていますが、小児科や産婦人科は東京の半数ほどしかありません。医療費助成も大切な政策ですが、妊婦さんやお子様たちが安心して十分な医療を受けられる体制づくりも見落としてはいけない視点です。

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投稿者:

Nishimua-Emi

プロフィール>> 日本三景・松島出身。宮城県第一女子高等学校卒業後東京女子大学へ 在学中に東京大学新聞研究所(現・東京大学大学院社会情報学環)に入学。 民間企業でマーケティング職を歴任し、働きながら中央大学MBAを取得 現在 日産自動車株式会社グローバルマーケットサイエンス部にて情報分析のスペシャリストとして勤務中。シングルマザーとして4人の子育ても。 モットーは「ネアカのびのびへこたれず」

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